【読書記録】『ここがヘン!赤ちゃんごはんのウソ?ホント!』感想・レビュー・内容・まとめ
読んだきっかけ
息子が5ヶ月になり、離乳食が始まりました。
離乳食の基本的な進め方を本や雑誌で勉強しましたが、細かく決まっていて面倒くさい!
アレルギーにも細心の注意が必要。
本当にこの通りにやらなきゃいけないの?という疑問が湧きました。
他にも疑問は尽きません。
他の国でも同じなのかな?
他の動物は?
昭和の時代では?
江戸時代では?
原始人はどうしていたのかな?
・・・
そんな疑問を解消するためにこの本を読みました!
本の内容まとめ
私にとって有益!と思った内容をまとめます。
離乳食の歴史
- 戦前の日本では、1歳に離乳食を開始し、2歳近くまで母乳中心だった。
- 1966年以降、生後4ヶ月から離乳食をすすめる離乳食の早期化が起こった。それをきっかけに赤ちゃんに色々な問題が、、、
- 縄文時代の赤ちゃんご飯は、ドングリや芋をすりつぶしたもの。
世界の離乳食
- アメリカ・・・ライスシリアルにミルクを混ぜたもの
- ドイツ・・・ジャガイモが主食
- イタリア・・・果物から始める
- カンボジア・・・離乳食という概念は存在しない。おじやのようなものを食べさせる。
- アフリカ・・・くたくたに煮たとうもろこしや大豆
アレルギー
- 野菜はアレルギーが出にくいため、1日1種類と言わずまとめて出してもOK
離乳食の栄養(WHOの見解)
- 鉄分を補うために赤身の肉を食べさせる。
- 少量の良質な油は摂るべき。
離乳食の進め方
- 奥歯が生えていないのにカミカミ期はヘン。カミカミの練習をする必要はない。おっぱいで顎の力は鍛えられる。
- 早すぎる離乳食は丸呑みを覚える危険がある。
- 離乳食初期に麦茶などの水分を飲ませる必要はなく、ストロー飲みも練習する必要はない。水分補給は母乳、ミルクで。
- 1歳を過ぎても、牛乳より母乳。
- 10倍がゆに慣れてきたら、早々に7倍がゆ、5倍がゆにしてOK。
- 便秘、下痢、食べない場合は無理に進めなくてOK。
- 歯が生える、腰がすわる、ハイハイは食べる準備ができた合図。
- 奥歯が生えていないのに硬いものを食べさせるのはNG。
- 離乳食に躍起になってイライラするより、おおらかな気持ちで笑顔で子供に接することが大事。
- 離乳食の開始時期や進め方は赤ちゃんの方からサインをくれる。
- 情報に振り回されて色々調べる時間より、目の前の赤ちゃんとの時間を大切に。
感想
とても為になる内容でした。
時代によって離乳食が変わってきたこと、国によっても離乳食に違いがあることが分かり、必ずしも日本で一般的な離乳食の進め方通りにやらなくてもいいんだ、と思えました。
完全に情報に振り回されていた私ですが、気持ちに余裕を持って子供との時間をなによりも大事にしよう、と思いました。